http://d.hatena.ne.jp/theoria/20040126

キーワード作成ガイドライン4項の解釈として、キーワードが常に生きている(誰かに言及されている)ことを要求するのは少し酷な気がしました。「しなもん」や「粟田町」が例として提示されていることからの推測に過ぎないのですが、この項はキーワードの私用を戒めるところに主眼があるのであり、死蔵の問題については何も規定していない、と解釈するのが自然に思われます。(→私的な解釈を戦わせても意味が無いので、この件についてはid:hatenadiaryに問い合わせるなりして、一度、クリアにしてから話を進めることを提案します。→id:theoriaさん)

言及されなくなってからどれだけの間隔があけば削除対象にしてよいのか、という一律の判断基準が無ければ、それ(一定期間言及なし)を理由にした削除で残したい側を納得させるのは難しいでしょう。そうしたことをするくらいならば、システム的に「一定期間言及が無ければ有無を言わせずに一律削除」ということにしてもらったほうがよほどクリアで納得してもらいやすいのではないでしょうか*1。(そうなるとキーワード「保守・保全」による削除逃れが横行することになるでしょうけれども。)現状では、キーワードのキャパシティに十分すぎるくらいの余裕もあることですし、死蔵キーワードを放置したところで弊害はほとんど無いかと思います。

言及されるか否か、ということと、辞書的な価値があるか否か、は分けて考えるべきでしょう。言及されなくなっても、辞書的な価値があるものは残していく、というのが、真の意味での公共の利益につながると思います。例えば、数年後に現在の流行語(「へぇ」とか)の解説を見るのもまた面白い楽しみ方だと思いますし。

確認なのですが、連載が終わってしまった漫画タイトルのキーワードなどは言及がなくなったとしても「辞書的な価値がある」場合には残しておいても問題ないのですよね?言及がある、にもかかわらず、辞書としては意味がないキーワードも残しておいて問題ないのですよね?「瑠璃・・・」の場合には、言及もない上に辞書としても意味がないという2条件があるからこそ削除を主張なさるのですよね?

辞書的な価値がある場合には、死蔵も容認していただけるとすれば、わたしの恐れていることは起こりそうに無いので、あとは「瑠璃・・・」を残したい方と相談していただければと思います。

余談になりますが、スカイラインの件(http://d.hatena.ne.jp/lira586/20040124#p1)は、id:theoriaさんの行為に理があったと考えています*2

ただ、死蔵の件については、自分の愛着あるキーワードが「ルールに従って」削除されてしまうことに本能的な抵抗を覚えるユーザが多いと思われますので、そうした懸念を抱かれないような工夫が必要だと感じました。

例えば、「180日ルール(=180日間第三者言及の無いキーワードは削除予定にする)」はそれなりに合理的だと思います。保守・保全でそれを逃れて実質的に無効化することは可能なので、あまり意味は無いかもしれませんが。

*1:例えば、「180日言及が無ければ削除」というのは分かりやすいし、すべてのキーワードがそうなるのならば、納得もしてもらいやすいでしょう。しかし、現在のはてなキーワードの使われ方にはキーワードの継続性を前提としたものも多く、一律削除を導入するコストはきわめて大きいと思います。

*2:スカイライン」を削除して「角松フリークの部屋」を削除しないとすれば、「スカイライン」を残したい人は納得しないと思いますが。