一般原則と有用性原則の分離について。
http://d.hatena.ne.jp/sasada/20040820#1092965818
キーワード全てに適用される規範(一般原則)を分離してみることは、議論の助けになるでしょう。
あくまでたたき台ですので、これに改善を加えていく方向で。
<一般原則>
キーワードにするためには、次に挙げる点が満たされている必要があります。
- 字面・内容ともに適用される部分
- (公序良俗チェック)登録しようとしているキーワード自体、その説明文、あるいは貼付する画像は、他人に不快感を与えるようなものですか? 特定個人・組織を誹謗中傷する内容のものですか? 他人のプライバシーを侵害しますか? 他人の著作権を侵害しますか? いわゆるアダルトなものですか? 広告・宣伝に該当しますか?
- (私物化チェック)意味不明な言葉や、自分だけしか意味が分からないような言葉を登録するのはやめましょう。(根拠:http://d.hatena.ne.jp/help#wordforkeyword)
- 字面のみに適用される部分
- (使用文字数チェック)一文字キーワードはシステムの制約上登録できません。
- (重複登録チェック)既に登録されているキーワードと同一の文字列であり、かつ、同一のものをさす場合には、新たに登録することはできません。(根拠:http://d.hatena.ne.jp/help#multipleword)
- (使用文字等チェック)英数字、スペースについては、それが全角であること自体に意味がある場合を除き、半角を使っていますか?全角文字中の中黒「・」やマル括弧「()」は全角文字になっていますか? スペースがあってもなくても同じ意味をなす場合、スペースがない表記にしていますか? ふりがなは正しく振られていますか? カテゴリは適切に選択されていますか?(根拠:http://d.hatena.ne.jp/help#guideforword)
- 内容を書く場合にのみ適用される部分
- (客観性チェック)キーワードの説明文は極力普遍的な内容で、誰が閲覧しても違和感無く理解ができることが求められています(罪が無く機知に富んだ駄洒落は歓迎)。特に、キーワードを自説の主張の場として用いるのはやめましょう。大丈夫ですか?(根拠:http://d.hatena.ne.jp/help#wordforkeyword) (なお説明文のないキーワードの登録も認められています)
- (共有可能性チェック)キーワードははてなの共有財産であり、他のユーザーからの編集を受ける可能性があることを考慮に入れていますか?(あまりに個人の見解に走っていませんか?)
<有用性原則>
キーワードに出来るのは、一般原則を満たすもののうち「有用性」が認められたものだけです。
- 名詞
- 普通名詞
- 固有名詞
- はてなダイアリークラブの名称
- 名詞以外で有用性が受け入れられているもの
- 例えば、
- アスキーアート(例:orz)
- 決め台詞・定型表現(例:オンドゥルルラギッタンディスカー)
- 新奇性のある用言(例:ググる)
- 話題性のある用言(例:的を得)
- その他
- 多くのユーザーにとって有益であるキーワード
- 上のカテゴリに入らない言葉は「登録申請→簡易評議会」のプロセス(詳細後述)で、「多くのユーザーにとって有益である」ことを確認した後にキーワード化できます。
(追記)
http://d.hatena.ne.jp/sasada/20040821#1093105238
ようやくsasadaさんの意図するところが理解できたように思います。
わたしの案はid:hatenadiary案(『制限された範囲(名詞の多く) + 特別に許可した範囲(一部の非名詞)』方式)を改善する方向性のものになってますが、sasadaさんの案はそれとはまったく逆のアプローチを取っている(そして、その方がbetter?)ということなのですね。
http://d.hatena.ne.jp/naka64/20040821#1093075956
「アレルゲン」の認知→隔離の過程はルールで処理するよりもシステムで対処できる方がよい、と思います。これまでの歴史を見るに、アレルゲン認定されるようなキーワードを登録する人とルールに基く対話を行って対処することは現実的ではないでしょう。
このためのシステムの候補としては、凍結キーワード(http://d.hatena.ne.jp/mitty/20040812#p2)システムがよいのではないかと。凍結中のキーワードは市民以外から見えなくする、という処理まで行えば、はてなダイアリーの恥部を安全に隠蔽できるでしょう。
(追記の追記)
http://d.hatena.ne.jp/naka64/20040824#1093267148
失敗により入り込んだアレルゲンにはシステムで。愉快犯的反抗には禁止事項で対処するのが良いのでは、と、今のところは考えています。
この見解はわたしが考えているものと近いと感じました。
あと、http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20040823#20040823fn2を読んで、アレルゲンの意味に行き違いがあることにようやく気が付きました。わたしは、
- アレルゲン:キーワード
- 抗体:いわゆる「自治厨」
- 反応の主体:はてなダイアリーキーワードシステム
という認識だったのですが、
- アレルゲン:キーワード
- 抗体:個人の美意識
- 反応の主体:個人
という用い方をされていたのですね。
「そばアレルギー患者が確認できたから、そば製造禁止ね」と言われてみれば、確かにおかしいというのが良く分かります。naka64さんがおっしゃるように、この場合はそばアレルギーの人がそばにふれないようにする環境を用意して棲み分けるのがよりよい解決法のはずですから。