登録申請キーワード:緩衝地帯の必要性について。

「多くのユーザーにとって有益であるキーワード」の内容を未定義でユーザサイドに投げるのは運営サイドの怠慢なわけですが、有用性があるか否かを機械的に証明できるようなギミックを用意した上で投げるのは、やり方の一つとして認められてよいと思います。

わたしはそのため(有用性確認)のギミックとして、「簡易評議会」を提案します。

<フロー>

  1. 登録申請
    1. (原則)通常の登録申請(by はてなダイアリー市民)
      • キーワード「登録申請キーワード:XXXX」を作成する。
        • その際、次の内容をキーワード本文中に記載する
          • キーワード「XXXX」の本文(予定)
          • 申請理由orどういうメリットがあるか
    2. (例外)紛争時の登録(by 運営サイド)
      • 削除サルベージの繰り返しが起こっていて、一定数(例:10名)の反対意見が存在する(=10名が削除予定に変更した)。
        • 運営サイドがキーワード「登録申請キーワード:XXXX」に内容を移管。
        • 元のキーワードは「重複登録」扱いで削除。
  2. 簡易評議会(by 運営サイド)

<簡易評議会の効果>

  • 議決より3ヶ月間は、削除できないという保護を与える。以降は、通常キーワード扱い。

あくまで機械的に淡々と処理することを念頭においています。

  • 登録したい側のメリット
    • 一定期間(3ヶ月間)は削除されなくなる。
    • 一定数の賛同があることを示せば、キーワード化する際に文句を言われなくて済む。
  • 削除したい側のメリット
    • 「登録申請にしてみんなの判断を仰げ。」という妥協案を発動できるようになる。
    • 依怙地な登録者を相手にしなくて済む。
  • 運営サイドのメリット
    • 紛争処理プロセスに煩わされることが少なくなる。

(追記)

http://d.hatena.ne.jp/herecy8/20040821#p2

簡易評議会を経た後の「現状維持」というのは登録申請カテゴリーのまま、ということでしょうか。削除もされないけどリンク・捕捉もされない特殊カテゴリーという提案も考えられますが、私は削除でいいように思います。ただそれだと、効果の点で現行の評議会と区別がなくなりますね。ここは少し議論のあるところかと思います。

とりあえず、

現行の評議会との違い

  1. 一定数の賛成によるキーワード化を認めている点(一定数のユーザが必要と言うのならばキーワード化を認める道を開いた)
  2. 議論なしで機械的に発動(運営サイドの事務処理の手間の大幅な軽減)

というところでしょうか。

「現状維持」というのは登録申請カテゴリーのまま、ということでしょうか。

そのとおりです。そして、削除はしません。削除しないことにより、次のようなメリットがあるからです。

  • 登録申請キーワード:XXXXがある限り、XXXXのキーワード化を抑止できる
  • 「登録したい派」は削除しても何度も登録するはずで、それならば削除しない方が議論が消えないので便利

もしも登録申請キーワードから消すような場合を考えるのだとすれば、「連続n回否決→そのキーワードを登録禁止リストに加える」という処理をした上で消すのが良いと思います。あるキーワードが登録申請のプールからなかなか抜けないと事務処理の手間が回を追うごとに加速度的に増大することを考えると、一定回数(例:3回)否決されたキーワードは登録申請プールから削除+以後基本的に登録できなくなる、というのは悪くない考えでしょう。

「以後、基本的に登録できなくなる」といった措置がやりすぎだと考えるならば、一定回数否決されたキーワードは3ヶ月間簡易評議会にかけられなくする(=3ヶ月間の登録禁止と同義、しかも、キーワードに集約された議論を消さなくて済む)というのもありでしょう。

*1:100名程度?