http://d.hatena.ne.jp/kakeru3307/20040214#p1

まず、表記の件ですが、個人が日記内で全角半角表記を自由に選べるということと、キーワード表記ガイドラインはそれぞれ尊重すべきことです。

妥協点としては、

  • 本体(説明文)はガイドライン準拠表記したキーワードにおく(→ガイドライン尊重)
  • 表記のぶれを補足する誘導キーワードを用意する(→日記内での記述の自由の尊重)

というのが、現状ではベストでしょう。「4コママンガ」系はこれをうまく実現している例だと思います。

実体がひとつなのに変更箇所が分散しているのは不合理なので、内容を正表記のものに統合して、跡地には誘導を残す、という行為には一定の意義があると思います。ただ、この過程では削除は必要ないでしょう。

当局には私がはてなダイアリー日記で『「登録は半角に限り、抽出は半角全角ともに行う(英字の大文字小文字のように)」といったことはできないでしょうか?』コメントした*2ような環境の整備を求めたいし、個々の利用者においては、現状では不完全なガイドラインではあっても、それにそった利用をすることが共有財産(キーワード)の有効な活用に結びつくはず、と思います。

システム対応には賛成です。


誤表記の件ですが、

ただし、「半角全角」の問題同様に、正しいものと誤記の並立で説明文が分散してしまうのであれば、結果として利用者の利益が損なわれるわけで、説明文は同様に「正しいものへの誘導」にとどめるべきだと思います。

にまったく賛成です。

書き誤りが流布されてしまうのには抵抗を覚えますので、明らかに違和感を覚える書き誤りは適宜修正削除が必要だと思います(例:「おぼちゃまくん」)。この点に関してはid:kakeru3307さんと意見を同じくするところです。

一方、正表記と誤表記の境界があいまいな部分(例:「出来杉」「出木杉」)があることが知られているものについては、誤表記キーワードの意義を認めてもよいのではないでしょうか。例えば、「野生時代」も誤りと気づかずに登録されたものの一つですが、いつの間にか、正しいものが作られていたりして、うまく誘導がつけられています。書き誤りのキーワードについては、そうしたアプローチもあってよいかもしれませんね。正表現が作られて、そちらへの誘導がつけば、登録した本人が消したくなるでしょうし(例:「おぼちゃまくん」)。とりあえず、こちらについてはいきなり削除しなくてもよい気がします。それ以前にすべきこと(正表記キーワード作成・解説の統合・誘導の作成)がはっきりしているわけですから。

結局のところ、

今後どういう単語がそれらと同様に扱われていくのかは、利用者それぞれが、キーワードに捕捉されたり、リンク先の表示を見たりしたときに、自分の興味の及ぶ範囲でそういった作業をしていくことで、はてなとしてのコンセンサスが順次形成されていくのでしょう。

に収束していきそうな感じですね。

いろいろな人がいるのですから、寛容になることが肝要なのでしょう。