「失敗談駄如何穂宿」。

わたしが寄稿するとすれば、アクセスカウンタの件になるでしょうか。

アクセスカウンタを設置するのはきわめて簡単です。無料サービスとして提供されているアクセスカウンタを設置する場合のソース(通常はアクセスカウンタを提供するサイトで入手可能)をヘッダ部分かフッタ部分にコピぺするだけ。何も難しいことなどありはしません。

ただ、ここで問題になるのが、はてなの規約との兼ね合いです。「広告が出る」タイプの無料サービスははてなの規約に抵触するのでした。かつてわたしもそうしたところの認識が甘く、規約に抵触するタイプのカウンタを使用していました。

ちなみに、そうした問題が起こらないアクセスカウンタについては、http://d.hatena.ne.jp/maspro/20030516#1053077913などを参考にしてください。

・・・これが失敗談なのですが、読んでも面白くないので、同様の失敗を経験した誰かがやわらかく書いてみてくれることを期待します。


失敗談駄如何穂宿」、好調な滑り出しでなによりです。

なぜこの企画が上手くいくのかを考えていたら次のような文章に出会いました。

あなたの話はなぜ「通じない」のか』より

正論を拒むのは、人間の本能かもしれない
と私は思うようになった。正論は強い、正論には反論できない、正論は人を支配し、傷つける。人に何か正しいことを教えようとするなら、「どういう関係性の中で言うか?」を考え抜くことだ。それは、

正論を言うとき、自分の目線は、必ず相手よりも高くなっているからだ。

教えようとする人間を、好きにはなれない。相手の目線が自分より高いからだ。そこから見下ろされるからだ。そして、相手の指摘が外れていれば、それくらいわかっている、バカにするなと腹が立ち、相手の指摘があたっていれば、自分の非が明らかになり、いっそう腹が立つ。

(略)

望んでもいない相手に、正論を振りかざすのは、道行く人の首根っこを捕まえるような暴威だ。まして、あなたと対等でいたい、あなたより立場が上でいたい、と思っている相手なら、無理やりその座から引き摺り下ろし、プライドを傷つけ、恥をかかせる。

だから相手は、あなたが言っていることの効用を理解するよりもずっと早く、感情を害してしまう。理性より感情のほうが、ずっとコミュニケーションスピードが速い。相手はあなたを「自分を傷つける人間だ」と警戒する。正論をかざすことで、あなたの相手に対する「メディア力」は下がってしまう。

先にメディア力ありき。

相手はそうした人間からの言葉をなかなか受け入れない。だから、あなたの言う内容がどんなに正しく利益になることでも、なかなか上手くことが運ばないのだ。言葉は、関係性の中で、相手の感情に届く。

正解をいきなり提示するのでは、相手よりも目線が上になっていることになります。しかし、失敗談を介して解決策につなげるようにすると、相手と自分の目線が等しくなるように思われます。提示している内容が同じだとしても、上の理屈から、後者のほうがずっと相手に届きやすいのです。

失敗談駄如何穂宿」が上手く機能しているとすれば、id:YOWさんの人徳に加えて、そうした要素が作用しているのでしょう。


http://d.hatena.ne.jp/another/20040128#p2

というわけで、「いかがなものか」と思われるような行為を見かけたとしても、いきなり斬って捨てるのではなく、(ルール上はっきり黒といえない場合には)どうしたら双方が満足できるのかの妥協点を探すようにできたらよいな、と思ってます。

ぎすぎすしても仕方が無いので、みんなで楽しめる使い方を目指しましょう。→id:anotherさん