もうすこし続きを書いてみます。(追記:10/1)
http://d.hatena.ne.jp/maspro/20031001#1064997369は、この件(プライベート/パブリックリンク問題)についてのポイントを上手くつかんでいる感じがしました。詳しくはid:masproさんところを参照してください。
さて、
プライベート日記からリファを出さない方法で解決することなのかなあとか思った。普通はプライベートになっているのに、そんなに無邪気に直リンクしない物だろうしね。
というご指摘は至極まっとうなものだと思います。わたし自身、そうおもっているのですから。
id:masproさんの違和感、というのは
リンクしないという形で本人に気づかれないとしても、厳然として[悪意]は存在する。それを気づかせないということで、衝突の回避を図っても、本当の問題は何一つ解決していないではないか!
というところに起因するのではないでしょうか。
話を進める前に、ちょっとこちらをごらん頂きたいと思います。
自分の感想をいうと、見知らぬ人にrefer受けて、自分がそれが見られなかったとしても、それはあり得ること※2、とあまり関心を持てず、ゆえに説明しあぐねていたのですが、少なからず不安感を抱く方がいらっしゃるらしいことがわかりました。はてなに対する要望は、妥当でしょう。
※2:現実社会でも、自分のいないところで自分について言われていることがあり得るため、全てが自分に開示されるとは考えてなかったため。
id:rain1さんが指摘するように、自分が居ないところ、自分の目に触れないところで自分が言及される、ということは現実世界では実はありふれているわけで、「自分に対する言及をすべて白日の下にさらす」というのは、仮にネットの世界であっても不可能なのではないかと思います。
そこで、
以前にどなたかも言っていたが、アクセス制限やパスワード制限されているページからのリファラ(参照元)ほど腹の立つものはないと思う。自分の書いた文章に対して悪口を言われるのも誉められるのも的外れな事を言われるのもどれも全く同等に構わないし、むしろどんどん言ってくれと思うのだけど、何を言われているのかわからないというのはストレス以外の何物でもない。そのようなページからリンクするのならば、全くリファラが残らない形にしてもらいたい。
(略)
自分が気付かないならどこで何を言われようと全く構わないというスタンスだ。僕が気付かなければ、僕にとってそれはこの世に存在していないも同然で気になるもクソもない。それは無いのだ。また、僕個人に対しての批判なのか一般論なのか判断付かないぼかした書き方がされている場合は、全部一緒くたに一般論だと思うように心がけている。たまにどうしてもそれが出来なくて本人に確かめたりするが、ご本人の答えは実はどうでもいいことだと気付く。気になってしまった時点で、それは自分に対しての批判も同然なのだ。気の済むように反省したり反論したり黙殺したりすればいい(たとえ過剰反応だと言われようとも)。
http://bx.sakura.ne.jp/~kyou/diary/archives/200309/nfreferrer.shtml
のように心がけるのが無難なのではないかとわたしは思うのです。
そういう流れから、
もしかしなくても、privateなはてなダイアリからのreferrerは表示されない仕様にしたほうが無用な争いは避けられるのかもしれません
閲覧許可ユーザーの日記にだけはりふぁら吐き出さす、とかとか。
という提案に繋がるのだと理解しています。
現実世界に悪意はありふれていて、それはネットの世界でも同様で。
それに過剰反応せずにいなしていける軽やかさ、というのが、我々には求められているのかもしれません。
もしくは、
オンラインに引き籠もるのは傷つかずにすむからだと思う。自分以外の人々が話し合っているのを盗みみたい、でも自分は安全なところにいたい。すると一番安全なのは「発言をしないこと」「自分に宛てられたメッセージのない世界」であるから、メールは読まないしチャットにも顔を出さない気がするんだけれど、どうなんだろう。
にあるように、「発言をしない」というのが一番こころ安らかにいられる道かもしれませんね。