誤爆の話。
http://d.hatena.ne.jp/n_kakka/20040928#1096302273
お疲れさまです。「誤爆」という言葉の指す範囲と「誤爆」に関する利害がだいぶ明確になってきたと思います。
これと利害フレームワーク(ttp://d.hatena.ne.jp/mutronix/20040910#rigai)を絡めて、利害調整をガイドラインに盛り込んでいけたらと思います。
あと、はてな公聴会で、義務教育レベルの学校文法*1ですらユーザの前提知識として要求するには無理がある(!)ことが明らかになった*2ので、ルールの中に文法概念を取り入れることの是非は考えてみなければならないかもしれません。
文法概念を用いて緻密にルールを組んでも、文法の概念が共有されてないのならば、それは狙ったとおりに有効に作用し得ないでしょう。
そういうわけなので文法概念自体を使わないで済めばそれに越したことはありません。
*1:この場合の学校文法は、言葉で言えば標準語のようなもので、数ある文法の中から最も共有可能性が高いという理由でそれを選んでいるに過ぎません。学問的に優れているに越したことはありませんが、その文法自体を説明しなければならないというコストが発生するとしたら、学問上の優位性は犠牲にされてよい=学問的に優れていなくても説明の必要が最小限で済むものを選ぶべき、だと思います。▼「学校文法」の場合は、「知らないのは知らない人が悪い」、と言い切れるのですが、「それ以外の文法」の場合「そんなものを持ち出す方が悪い」と逆に言われそうな気がします。