徹底した棲み分けの話。(キーワードルール改定に関する意見)
コミュニティの分割(http://tdiary.ishinao.net/20040912.html#p01)という発想は面白いと感じました。
要するに、
- bookグループの様な厳密さ
- ダウナー部の様なルーズさ
を同じシステムで処理するにはキーワードを考えるよりも、その背後にある「人」を考える方がよさそうです。
また、
- 消したい理由
- 残したい理由
は、基本的に別のベクトルを持っているので両者の間で議論がかみ合わないことがしばしばあります。こうした残したい派と消したい派を直接対決させないようにすると、紛争は起こりにくくなりそうです。
まず、はてなダイアリーのコミュニティを、キーワードに対する考え方で2つに分けます。
- S組:キーワードに対して厳格な考えをする人。
- L組:キーワードに対してルーズな考え方をする人。
どちらに属するかは自己申告ですが、移動が自由にできると問題が多いので、移動は自由にするにしろ移動後1ヶ月間は権利行使できなくするという制限は必要でしょう。
次に、キーワードを次のように分割します。
- 第一水準キーワード(名詞縛りなど割と厳格なルールに基いて設定)
- 第二水準キーワード(規約に反しない限り何でもOKの方向)
これは属性により実装されます。両者の包含関係は、「第二水準第一水準」となります。
組と水準の関係は次のようにします。ただし、エスケープシーケンスを用いた「強制呼び出し」はどこからでも可能とします。
ポイントは、第二水準のキーワードはS組に属するユーザにとっては削除されたも同然の状態にある、ということです。
そして、各組に属するユーザがある水準のキーワードに対して実行できる行為は次のようにします。
- S組
- L組
S組に属するユーザはあるキーワードの水準を変更することはできても、キーワードを削除することはできません。ただし、水準を変更することによって自分を含むS組の日記には自動リンクも捕捉も発生しない状態にできる以上、問題は生じないはずです。逆に、L組はキーワードを削除できますが、水準変更はできません。
こうしたシステムの下であれば、ルールは相当シンプルなものにできるでしょう。また、相当数のキーワードを削除しなくても良くなるはずです。
ただし、ルールはシンプルでもシステムの方は相当複雑になるかもしれませんね。>id:hatenadiary