捕捉回避手段の話。
http://d.hatena.ne.jp/sasada/20040807#1091852295
私自身は、キーワードの形態として、
が有ればいいなぁと思います。*1
http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20040807#p6
それから、もう一つの要素として、「被リンクうぜえ」というのを考慮すべきかと。
(略)
つまり、キーワード削除の動機としては、「こんなキーワードで捕捉されたくない」という感情もあるのではないかと。だとすれば「含む日記に載せない」という選択肢があれば、かなり感情的な問題は解決されるのではないかという気もします。
現在のシステムでは、
- 自動リンクの回避は可能(キーワードモデレーションシステムの利用)
- 捕捉の回避は不可能(ただし、「キーワードを編集」で毎回チェックを外せば回避可能)
ということになっています。
ここで、捕捉の回避(=「含む日記に載せない」)が可能になれば共存の余地はより広がるはずです。
そのための手段として、例えば、
に加えて
- 捕捉閾値
を導入することを考えてみましょう。
つまり、ユーザの自由意志に基いてスコアが「低い*1」キーワードからの捕捉を拒絶できる、というシステム変更を行うのです*2。もちろん、そこには捕捉を拒絶しない自由もあります。
過度に一般的なキーワードが削除される理由には、
- 捕捉されるのが気持ち悪い
という感情に根ざしたものが大きな部分を占めると推察されます。
そこで、こうした防衛手段を提供すれば、「削除」によらなくとも共存が可能になるのではないでしょうか。
これは登録した人と対話するよりもずっと安易で簡単で安全な方法です。議論などせずとも、スコアを下げて閾値を上げれば、完全な形(自動リンク・捕捉ともに)でその存在を無視できるからです。これは議論を否定するシステムといえましょう。
ご検討ください。>id:hatenadiary
自動リンク閾値をp(0<=p<=100)、捕捉閾値をq(0<=q<=50)とします。
スコアがxなるキーワードの扱いを考えて見ましょう。以下の表現の中では(自動リンク、捕捉)と考えてください。
- p>qのとき
- x<qのとき→(×、×)
- q<x<pのとき→(×、○):「自動リンクは嫌だけれど、捕捉はしてもいい」
- p<xのとき→(○、○)
- p<qのとき
- x<pのとき→(×、×)
- p<x<qのとき→(○、×):「自動リンクは発生させるけれど、捕捉は嫌」
- q<xのとき→(○、○)
現状のシステムは、q=0とfixして、pを0から100の範囲で動かせるようにしたものです。ここで、qを動かせるようにすると「自動リンクも捕捉も行わない」「自動リンクは発生させながらも、捕捉はしない」というこれまで満たされていなかったようなニーズが満たされるようになります。
つまり、捕捉閾値を導入することで、キーワードの機能をより柔軟に利用できるようになることがわかります。
もめているキーワードというのはそれが理由でスコアが下がりますから、捕捉閾値をある程度高く設定できれば、クサイモノニフタをしてはてなダイアリーを利用できるはずです。
街中がゴミであふれかえったとしても、目に入らない限りそれは「存在しない」のと同じ、という割り切りが必要かもしれませんが。