議論はもはや必要ない?

http://d.hatena.ne.jp/R-K/20040711#p3

おいオマエら


誰が 喜ん がへんなモノだっつった

キモイのはキーワードそのものではなくて キーワードの議論だ


もれが考えてるのは無駄な議論を減らす方法だ(゜Д゜)ゴルァ!!

決して ”無駄なキーワード”を減らす方法じゃない


ていうか無駄なキーワードなんか存在しない

1文字キーワードだって俺様は認めるぜ

無駄な議論を減らす方法を考えているというお話であれば、わたしとid:R-Kさんは同じ目的について考えているということになるかと思います。

かつてはキーワードに関する議論は運営サイドにより肯定されていたようですが、現在のところ、システムは

を導入し、将来的には

を導入する、ようですので、運営サイドの方針としてはid:R-Kさんのおっしゃるとおり議論を否定する方向に向かっているのかな、と感じています。

システム上可能であることには、やる人は必ず居て、かつてはそうした人たちに対し説得という手段が用いられてきたのですが、説得が有効だったことは、多分、それほどなかったはずなのです。ここらへんの経緯について興味があれば、

などを見てみるとよいでしょう。

議論という手段の有効性を見出せなくなった、ということが、「多数決」による意志決定機構を必要とさせてきました。そうした意志決定機構が「はてなダイアリー評議会」であり、キーワードモデレーションシステムです。その結果として、自動リンクの可否については、議論する必要がなくなりつつある、というのは間違いないところであります。

この流れで行けば、削除に関しても議論が必要なくなる(キーワード削除投票システム案)と思いますが、それでよい、のでしょう。無駄な議論を経ずとも、削除すべきものは「民意」に基いて削除できるわけですから。

ゆえに、遠からずid:R-Kさんが考えるような状態が実現されるでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/R-K/20040711#p3

もまえらはてなダイアリークラブをどう思ってるか知らんが

ワシが「はてなダイアリークラブに全部放り込んでおけ」つったんは


あそこの者どもならはてなダイアリーを愛しておるわけだし

有効な議論を繰り広げてくれるだろうという思いこみと

はてなダイアリークラブは、はてなダイアリー内で趣味活動や議論を促進するための集まりです。運営や形態はユーザーの自主的な活動に任され、キーワードの内容に、クラブ特有の内容を記述する事ができます。

って宣っとるんだからし

はてなダイアリーのシステム自体を使って

他人の日記を覗き見るという趣味は

はてなダイアリークラブにこそ相応しいと思ったんじゃけのう

id:R-Kさんは、キーワードに関する議論を肯定されているのでしょうか、それとも、否定されているのでしょうか。わたしにはそれが分かりかねました。

  • キーワードに関する議論がキモい

→カテゴリを移しても、キーワードに関する議論は起こりうるので、問題は回避されない

例えば、「喜ん」に関する「議論のキモさ」が「はてなダイアリークラブ」にカテゴリ変更して消えるでしょうか。「喜ん」に関して意見を持つ人が居る限り、カテゴリを変更したとてそこで議論は継続されるでしょう。議論そのものが問題とする立場であれば、カテゴリに関係なく「議論はキモい」のではないでしょうか。

→根拠が不明。

これについてはid:R-Kさんもおっしゃるように、思い込み、に過ぎないのではないでしょうか。はてなダイアリーのキーワードに執着する人々は、カテゴリに関係なく動いている気がします。というか、「はてなダイアリークラブ」に投げ込まれたときだけ、意見を述べるような人、ってのは本当に「はてなダイアリーを愛しておる」人といえるのでしょうか。カテゴリに関係なく、意見を述べる人のほうが、「はてなダイアリーを愛しておる」人の定義に近い気がしますがどうでしょう。

いずれにせよ、議論を抑止すること自体は不可能(→はてな内部で押さえ込めば、別の場所で議論する人たちが出るだけ)でしょうから、議論が起こることを前提にそれがはてなの繁栄に必然的に繋がってしまうような仕組みにするほうが上手いな、と思います。

キーワードを用いてシステム上可能なことの一つに、

  • キーワードを用いている日記が分かること

があります。これはもともとそういう造りになっていて、すべてのキーワードはこの性質を備えています。id:R-Kさんの主張が、

ということであれば、確かにわからないこともないのですが、そのためだけにはてなダイアリークラブを用いるのは弊害の方が大きいでしょう。「捕捉してくれるな!」というキーワードは人によって異なるわけで、そのたびにはてなダイアリークラブにまわしていたのでは、既存のカテゴリ構造が完膚なきまでに破壊されてしまうでしょう。結果、カテゴリを用いたリンク制御が意味のないものとなってしまいます。これでは本末転倒でしょう。

ここにおいて、カテゴリ構造を保ちつつ、捕捉を回避できるような手段が必要である、ということがわかります。例えば、「保留」キーワードの発想などは、それを満たしているかもしれませんね。




http://d.hatena.ne.jp/R-K/20040711#p2は参考になる発想が多く、勉強になりました。既出のものも結構ありましたが、それを差し引いても、今後の議論において大変価値がある資料だと思います。ありがとうございます。

中でも、

  • 更新履歴で削除カテゴリへ移動された回数が○回以上のキーワードはリンクしない

というアイディアは大変興味深いと思います。

○の下限を5くらいにシステムで固定しておけば(こうしないと、自分の日記の設定を0にしてすべてのキーワードを一回削除予定にうつそうとする人が出るでしょう)、意外とうまく機能する気がしました。