コメント求む:キーワードコメント求む
反応を求められているようなので。
- 現在指摘されている問題点
- そもそも名詞ではない(→現在のところは「はてなダイアリークラブの名称」扱いゆえ、このキーワードが名詞でないことを理由に削除に回すことは不当。)
# YasudaS 『「扱いゆえ」ということ自体、ある種のえこひいき。「コメント求むについての議論」とすべき』
これについては、「コメント求む」にある
# lovelovedog 『↑このキーワードについては「名詞ではないので削除します」と言っていないのがダブスタ的で面白いですね。参考キーワード「気に入らない」』
# mitty 『↑「名詞ではないので削除します」ということに至らなかった理由は、http://d.hatena.ne.jp/mitty/20031105#p1にあります。ご参考までに。』
# jouno 『だから、「はてなダイアリークラブ」だからですよ。クラブは当然名詞以外だらけですよ。たいてい文章だったりするんですから。だからこそ、クラブ以外と「紛れがない」ように、と書いてるんです。』
# mitty 『jounoさん、言われて見ればそのとおりですね。前回の書き込みの際には、わたしの認識が甘かったようです。』
のくだりにあるように、lovelovedogさんのご指摘を受けて追記したもののように記憶しています。
話を始める前に、はてなダイアリークラブとは何か、について確認しておきましょう。
はてなダイアリー内で趣味活動や議論を促進するための集まり。
はてなダイアリークラブは、はてなダイアリーのキーワードの機能を利用する形で成り立っています。
普通はキーワードとして登録できない、独自の言葉をはてなダイアリークラブというカテゴリで登録し、そのキーワードのリンクをたどることで、クラブに参加した人の日記を読むことが出来ます。そしてクラブ名で間接的につながった日記全体が、クラブとして成立するわけです。
つまり、定義からして、通常のキーワードの規定が適用されないのです。そして、このことは運営サイドも認めるところであります*1。
さて、id:YasudaSさんが問題と思う点、はどこにあるのでしょうか?一瞬、わたしは問題点を見抜くことが出来ませんでした。
共通の土俵に立つために、ルールの確認をさせてください。
ルール(規約・ヘルプ・ガイドラインから導かれること)
- 名詞以外は、原則、登録禁止。(http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20031127#p1)
- しかし、「多くのユーザーにとって有益であるため固有名詞化されたキーワード」と認められれば、名詞以外でもキーワードたりうる。(http://d.hatena.ne.jp/help)
- 「多くのユーザーにとって有益であるため固有名詞化されたキーワード」であることを示すためには、次の二点を示すことが必要。(ベータユーザ合意案 or キーワード作成ガイドライン)
- 「はてなダイアリークラブ」の名称は、上記の二点を満たし、名詞以外でもキーワードたる資格を持つ。(キーワード作成ガイドライン)
今回の問題
- 「コメント求む:キーワードコメント求む」は、外見上、一般的な名詞とは言いがたい。
- しかしながら、これは「はてなダイアリークラブ」の名称である。
- そして、「はてなダイアリークラブ」の名称が名詞以外であったとしても、ルール上なんら問題ない。
- よって、「コメント求む:キーワードコメント求む」は、名詞以外ながらも、キーワードたる資格を持つ。
さて、id:YasudaSさんがご指摘なさったような「えこひいき」はどこに存在するのでしょうか?
わたしにはそれが理解できませんでした。
可能性を列挙しておくと、
- 「コメント求む:キーワードコメント求む」が、名詞ではないのにキーワードである
- これは「はてなダイアリークラブ」の名称。ルール上なんら問題ないことであり、えこひいきとの批判はあたらあたらない。
- 「はてなダイアリークラブ」の名称が名詞ではないのに、キーワードである
- いわゆるルール3(「多くのユーザーにとって有益であるため固有名詞化されたキーワード」)を確認せよ。はてなダイアリークラブの名称は「多くのユーザーにとって有益であるため固有名詞化されたキーワード」に該当するものの代表例であることが、キーワード作成ガイドラインにより確認されている。よって、名詞以外だったとしても、えこひいきとの批判はあたらない。
もしも、後者の理由に基づいて「えこひいき」とおっしゃるなら、非名詞(というか文)のはてなダイアリークラブキーワードはすべて削除しなければならなくなります((そして、もしもそれを実行するならば、はてなダイアリーの魅力は大きく損なわれることでしょう。))。id:YasudaSさんはそうしたキーワードをすべて削除されたのでしょうか?そうでないとすれば、あなた(id:YasudaSさん)の行為は「逆えこひいき」にあたりませんか ?
もう一度、考え直してみてはいただけないでしょうか?→id:YasudaSさん
(追記)
やはり問題点が共有できていないように感じます。
わたしが思うid:YasudaSさんの主張を整理すると、
- id:YasudaSさんは、キーワードはすべからく名詞であるべきだと思っている。
- id:YasudaSさんは、「はてなダイアリークラブにすることにより、(より一般にはルール3「多くのユーザーにとって有益であるため固有名詞化されたキーワード」を濫用することにより)、任意の単語がルール上キーワードとして適格だと言い張れる」ことを認識している。
- id:YasudaSさんは、このことを潜在的にユーザ間の紛争を引き起こす原因たりうるとして問題視している。
- id:YasudaSさんは、それゆえ、名詞以外のはてなダイアリークラブの存在ひいてはその登録の根拠となっているルール3を見直すべきだと考えている。
ということでよろしいでしょうか?→id:YasudaSさん
まず、ルール3濫用に対する懸念については、キーワード作成ガイドラインにあるルール3適用の際の2要件の存在を考えれば、杞憂だということがお分かりいただけるでしょう。
キーワード作成ガイドラインによると、個人によるルール3の濫用はその2要件
により厳しく制限されています。
もしも、現行ルールが不適当とお考えならば、id:YasudaSさんがすべきことは実力行使(=名詞以外のはてなダイアリークラブを削除して回ること)ではなく、ルール3の存在に対する問題提起でしょう*2。
ちょっと、道義にそぐわない記述をします。ご無礼をお許しください。
id:YasudaSさんは職業的プログラマもしくはSEの方とお見受けいたします。
単純な疑問なのですが、id:YasudaSさんが設計なさっているシステムには例外処理(追記:id:hmoriさんの指摘を受けて改稿しました。)overrideというものが存在しないのでしょうか?もしかして、定型業務以外にはまったく対応できないようなシステムしか設計できないのでしょうか。
id:YasudaSさんのキーワード登録可否判別アルゴリズムは、
- 名詞でない→削除
というきわめてシンプルなものに見えます。しかしながら、ルールに基づいたキーワード登録可否判別アルゴリズムは、キーワード作成ガイドラインにあるようにちょっと入り組んだ構造を持っています。入り組んでいるとはいっても、id:YasudaSさんがお仕事で見るようなシステムに比べればきわめてシンプルな構造をしていると思います。
両者の大きな差は、例外処理overrideが出来るか(→状況に応じてルールを上書きできるか)ということです。
オブジェクト指向入門でよく出てくる例で考えましょう。
- 平社員は社員
- 課長は社員
- 部長は社員
しかし、部長と平社員では権限が違います。その現実に応じて、システムを作りたいという要求はありふれたものでしょう。
「部長も平社員も社員は社員だから、権限を変えられない。」
そのような主張は現場で通るでしょうか?柔軟性を欠いたシステムしか設計できないようでは現実に対応できないのではないでしょうか?それとも、まさかid:YasudaSさんの会社では、顧客に対してそうした主張が通ってしまうのですか。
お仕事とのアナロジーで考えると、あなたのしようとしていること、すなわち、
「はてなダイアリークラブに属する言葉も他のカテゴリに属する言葉もキーワードはキーワードだから、ひとつの基準で判別すべき」というのは、そういうことではありませんか?
すくなくとも、id:YasudaSさんに自分の会社のシステム設計を任せることは、わたし個人としては、ぜひ御免こうむりたいところです。
*1:ref: http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20030304#1046754556
*2:これについては、ttp://d.hatena.ne.jp/yasai/20031226#1072426091に全面的に同意します。