「若さ」というオプション。
多分こんなお見合いをしたら待ってるのは即結婚でしょう。結婚……結婚。まだ学生の21の女に結婚など頭にあるはずもなく。仕方なく母親を一生懸命説得。
「まだ就職できないってきまったわけじゃ……」
「でももし就職できなかったとしたら、まず実家に帰ってくるでしょう? あんたのことだから毎日毎日家で漫画を読んでテレビ見て、いわゆるパラサイトシングルになって休日も家にいて、気がついたら40歳とかいうのが容易に想像できるのよ……」
………お説、ごもっともです。私もそれ、すごい想像できる。
「あ、でも、今はまだなんとか若いんだし……」
「……だからこそ『若い』っていうオプションがあるうちに売っといた方がいいかなって思ったんだけど」
母真顔。娘驚愕。
――この女、本気だ。
うーん。若さそれ自体は価値があるものかもしれないけど、若さ自体はありふれてるわけで。若さがない人には対抗できるけど、それだけでしかない。
労働市場においては「熟練」が加味されるため、「若さ」は可塑性を担保してくれる資源であると同時に、未熟と言う弱点でもあるのだ。
女房と畳は(ry。といいますけどね。
・・・って、突っ込みどこが違いますね。
楽しそうな雰囲気が堪能できましたよ。