「マイナスイオン」が大事なわけではない。

http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20030922#p05
http://d.hatena.ne.jp/mitty/20030921#p1

マイナスイオン機能付きのドライヤーは、そうでないドライヤーと比べて価値のある資源を有している。よって、そうでないドライヤーよりも競争上有利な立場に立てる。マイナスイオンが出せることが大切なのではない。人はその「名前」に魅かれて買っていくのである。

これとパラレルな議論が出来るのは、学歴の話であろう。

つまり、「銘柄大学」卒の社会人は、そうでない社会人と比べて価値のある資源を有している。よって、そうでない社会人よりも競争上有利な立場に立てる、のである。

例えば、銘柄大学卒業という資源は

  • 一定水準の知的能力の保証と言う点で価値があり、
  • 一定人数しか取らないという点で貴重であり、
  • 社会人になってからではもはや真似できない、

という性質を持つ。ただし、東大生ですら年間3000人ペースで製造されてるわけで、どれほど貴重かという点は意見が分かれるところであろう。いずれにせよ、銘柄大学卒業という資源は持続可能な競争優位を保証してくれる資源になりうる可能性がある。