リプレイスとコアのハザマで。

http://d.hatena.ne.jp/mitty/20030913#p8

リプレイス可能な人材と見なされないことで、いわゆる「超過利潤」を手にすることが出来る。

リプレイス可能人材とコア人材の二極分化への流れはもはや避けるべくも無い。とはいえ、どちらの生き方を選んだとて、それが肌に合うのなら幸せを手に入れることは間違いなくできるだろう、という確信めいたものもある。

ところで、会社はリプレイス可能人材とコア人材だけで回っているわけではない。両者を繋ぐ「ミドル」の存在が必須である。

これまでの人事制度のもとでは、「敗者復活」に相当するものが存在したため、人は自ら競争から降りるという道を選ばなかった。それゆえ、制度上比較的容易に信頼できる「ミドル」を確保することが可能であった。

しかしながら、今後、コア人材とミドルの分離を考えるようになれば、信頼できるミドルを確保する事は極めて難しくなるだろう。

そこを上手くやりくりできる企業*1が、今後、競争力を伸ばすことになるに違いない。

*1:ref: 日産の人事制度を検討せよ。