終末へむけて。(「どくしょかんそうぶん」企画→http://d.hatena.ne.jp/rain1/20030914#p2)

http://d.hatena.ne.jp/funacco/20030914#p6

同様の構造を持った作品を小学生の時に読んだことがありました。タイトルは失念してしまいましたが。

今まで読んだ児童文学の中で、終末を感じたもののプロットは次のようなものでした。

『電話が鳴っている』

近未来、人類は食糧難に陥る。そこで、15歳の時点で「選抜テスト」なるものを行い、それ以後の人生が決まるシステムを導入した。

最下位のランクに入ってしまったものは、屠殺→食肉。

「ぼく」はおちこぼれの生徒だった。

そんな「ぼく」をいつも助けてくれたのは、非の打ち所のない「彼女」だった。

「彼女」に助けられつつ、「ぼく」はおちこぼれから脱していく。

ところが、「彼女」は選抜試験の直前に交通事故に遭い、重大な障害を負ってしまう。そうなると、テストの結果には関わりなく、最下位のランクに入れられてしまうことになる。

「彼女」との思い出を回想している「ぼく」。

「電話が鳴っている」。・・・「彼女」からだ。

というわけで、今でもトラウマです。子供に読ませる話ではない気がしました。