ベイジアンニュースフィルタ。

http://d.hatena.ne.jp/mkomiya/20031121#p2

ベイジアンフィルタの思考を加点減点方式で近似しようという試み。

ベイズの原理を再現するには、とりあえずニュースを集めるだけ集めてきて、ニュースと閲覧者の属性の同時分布から、ニュースを与えたときの閲覧者の属性の事後確率を求め、事後確率が一定以上になるときにニュースを表示する、という風にフィルタリングすればいいのかな?

よくわかりません。

ですが、これは面白い試みです。RSSが普及すればニュースを手に入れることには不自由しなくなるわけですから、その中からどうやって効率的に自分の興味ある情報だけを抽出できるのか、という問題だとすれば、期待できる分野ですね。

関連メモ:http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20031121#p08

(追記)

http://d.hatena.ne.jp/mkomiya/20031122#p5

id:mkomiyaさんにお返事いただいてます。

日本語だと『パターン認識』という本の一部にベイジアン・ネットワークの解説が出ていた記憶があります。基本的に機械学習より(ニューラルネット)の本ですので、こちらの方がご関心分野のとの関連が深いかもしれませんね。

対象を一人に絞って、その人の好み(好き=1/嫌い=0)を出力層に、ニュースに含まれる特徴的な単語を入力層にもってくればニューラルネットで個人用フィルタができるような気がします。

参考:http://www.neurosci.aist.go.jp/~kurita/lecture/prnn/

>現在の学校では、ひとりひとりに合わせた授業を展開することは不可能に近い。
日記に書いてあったことにちょっと反応ですが、
そうなると、少人数クラスとか、先生を増やしてという路線は良いことになるのでしょうね。

そういうことなのでしょうねぇ。

この著者が主張するのは、もっとラディカルなことで、神経発達プロファイルにおける問題が子供に屈辱を与えることになって勉強がいやになるという帰結を避けるために、次のようバイパスを併用することを勧めてたりします。

  • 子供の課業が遅い場合、先生はその子のテスト時間を長くするか、または、問題数を少なくする。
  • 子供に受容的言語の問題がある場合、先生は口頭の指示だけでなく一覧表や図表を黒板に書く。
  • 子供に深刻な書字運動の機能不全がある場合、レポートだけでなく、カセットテープも提出させる。
  • 子供に長期記憶の問題がある場合、テストのときノートの参照を許す(全員にそれを許すことによって大事なのは記憶ではなく理解だということをすべての子供たちに教えてもよい。)

子供に便宜の見返りを求めることは良い考えだと思う。子供たちは自分の苦手な分野で楽をさせてもらった分、ほかで余計に勉強するのだ。

  • 例:テスト問題を10問から8問にする代わりに宿題を2問分他人より増やす

見返りを求めることは、生徒たちの自尊心を保ち、便宜を図ってもらえないほかの生徒に対してもフェアである。