愛。
若者のこころざしと現実世界のしがらみはいろいろなミスマッチを起こしますが、こころざしを生かしてミスマッチを諌めるのは難しいことです。 しかし愛があればそれができるんですね。
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そっけない言い方ですが、 「こうやれば現実と衝突せずに理想を追求できるよ」というひとつのアイディアを、 具体的に教えてるんですね。
これは「愛」だと思います。
別に「君の考えてることは正しい」と口で言わなくてもいいんです。 相手の持っているものを生かす心づかいが「愛」です。
(略)
自分の回りのものを全部生かそうとして、 そのような頭の使い方を無意識にしているから、 その繰り返しで頭が鍛えられてきて、 よいアイディアが浮かぶようになったのだと思います。
根本にあるのは「回りを生かそう」という素直な気持ちであって、 その気持ちを滞らせないでいると、自然とそういう頭の使い方ができてくるのだと思います。 素直な気持ちを滞らせないで表現するのは「愛」です。 「愛」も実用的なスキルだったんですね。
を読んだ後に、
ここ数日は特にしょうもない案件の処理で右往左往していて、そういう思いが強くなりました。やっぱり筋のとおらんことはしちゃいかんよなぁ。経験上筋のとおらないことをやってもいずれ破綻するんだよなぁ。だったら今コストがかかっても正論をとおすべきなんだけど…
を読みました。
こころざしを生かしてミスマッチを諌めるのは難しいことですが、もしも、霞ヶ関でそうしたことが出来る人がたくさんいるのなら、この国の未来は暗くないのかも知れません。
明治政府によって作られた歴史では悪とされた幕府サイドが、内部で改革の準備を着々と進めていたからこそ、明治維新があれほど上手くいったように。