潜在因子の重要性。

●危険な高層住宅?
逢坂文夫氏(東海大学医学部)は、横浜市の三保健所管内における四か月健診を受けた
母親(第一子のみを出生した母親)、一六一五人(回収率、五四%)について調査した。結果
は次のようなものであったという。
流産割合(全体) …… 七・七%
一戸建て …… 八・二%
集合住宅(一〜二階) …… 六・九%
集合住宅(三〜五階) …… 五・六%
集合住宅(六〜九階) ……一八・八%
集合住宅(一〇階以上)……三八・九%

このようなデータを見たとき、「高層住宅と流産割合の因果関係は存在する」と言えるだろうか?