The young person's guide to writing economic theory.

http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~reiju/guides/scholars.html

Thomson, William. The young person's guide to writing economic theory. Journal of Economic Literature, Vol. 37, pp. 157--83, 1999.

経済理論で論文を書きたい人は目を通すといい.以下ピックアップ:

  • いいペーパーを書くには,何度も書き直 さなけれ ばならないのはあたりまえ.
  • 読まなくても重要そうなところを拾えるように書け.
  • 自分がやったこと が興味深くかつ以前やられていないことをはっきりしめせ.
  • 一般的な議論と具体的な議論とを行き来せよ.
  • 条件の名前は覚えやすいものにせよ.
  • 新奇な定義には,それを満たす例, 満たさない例,満たさなさそうで満たす例,満たしそうで満たさない例をあげよ.
  • いちど定義した用語から離れるな
  • 定理はそれだけ拾って見ても分かるようなシンプルな英語で書け.
  • むずかしい定義のインフォーマルな説明は, 定義の後ではなく前にせよ.
  • 条件間の関係をベン図で表せるまで調べろ.
  • 関連するふたつの定理はその同じ部分と ちがう部分がはっきりするように共通の形式で述べよ.
  • 主要結果のバリエーション(定理の条件あるいは結論を少 し変えるとか)をいろいろ調べて,重要なものについてコメントせよ.
  • 具体的な数値例よりも,一般的な議論のほ うが分かりやすいこともある.
  • 「それがどんなふうに誤解されうるかを完全に知ったうえでなければ,ある事柄を理解したといえない」というのは教育にも役立ちそうなお言葉.

今の課題は手元にある結果を3月中に投稿可能な形に整備することなのでした。